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11月9日例会
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2017.11.11 Saturday 15:03
参加人数 会員13名 ろう者4名 見学9名
今回の例会は、
札幌聾史研究会・中根伸一氏による出前講座
「へぇ〜!なるほど!手話の歴史」
面白おかしく手話の歴史を学ぼう、と見学者も含めたくさんの人が集まりました。
まず、明治11年、京都盲唖院ができたことに始まり現在まで、
ろう教育の歴史をざっと説明、この時点で「へぇ〜」です。明治の頃は手話教育が中心だったそう。
ろう学校の先生はみんな東京の師範学校で学んでいたので、
全国で共通の手話が使われていたようです。
ところが口話教育にかわってからは
先生方が手話を、あるいは手話で、教えることがなくなってしまい、
その地域地域で独自の手話が生まれていったようです。
名前は、今なら「田中」なら「田」「中」と漢字で表すことが多いですが、
口話教育になってからは誰も手話を教えてくれないので、
生徒は外見の特徴などから、いわゆる手話ネームで呼ばれました。
ある女の子は、とても可愛いかったのにお父さんが印象的な髭面だったので、
「髭面」の表現で呼ばれていたとのこと
ちょっと可哀想かも・・・・。
地名も、例えば岩見沢出身の子がいれば、
その子の名前+場所で表されていたとのことなので、
「岩見沢」という手話は、岩見沢出身のろう者の数だけあったのかも!?
また、「オーストラリア」の手話の語源ですが、
イギリスからの移民(受刑者が多かったですよね)を島送りにする、
島に捨てる、というような意味合いがあったとのこと。
私はずっと「カンガルー」だと思っていたので、びっくりしました。
それは、差別の暗い歴史から生まれた手話で、
そのような手話は実は他にもたくさんありますが、
手話は「記号化」されているので、
差別とは思わない、という話が印象的でした。
他にもいろいろ面白いお話があったのですが、
とても書ききれません。
今後も他のサークルなどを回る予定があるそうなので、
今回参加できなかった人は、
別の機会があればぜひ見に行ってみてください。
いろいろな気づきがあると思います。
(POPPO)
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